「しっかり寝ても疲れが取れない」
「体がずっと重だるい感じが続いている」
産後のママから多く聞かれる悩みの一つが、だるさや慢性的な疲労感です。
産後の疲れは、
睡眠不足や育児の大変さが原因と思われがちですが、
実際には体の回復が追いついていない状態が背景にあることも少なくありません。
このコラムでは、
産後にだるさや疲れが抜けにくくなる理由を、
筋膜(きんまく)の視点から、わかりやすく解説します。
産後の「だるさ」とはどんな状態か
産後のだるさは、
単なる筋肉疲労というよりも、
・常に疲れている感覚がある
・休んでも回復した感じがしない
といった形で現れることが多くあります。
これは、
体が出産による大きなダメージから
回復途中にあるサインの一つとも考えられます。
産後に疲れが抜けにくい理由
産後の体は、
見た目以上に大きな変化と負担を受けています。
疲れが抜けにくくなる背景には、
次のような要因が重なっていることがあります。
・ホルモンバランスの変化
・抱っこや授乳による同じ姿勢の継続
・体を動かす時間の減少
これらが重なることで、
体の動きが小さくなり、疲労が溜まりやすい状態になります。
産後のだるさと筋膜の関係
筋膜は、
筋肉・骨・関節・神経などを包み込みながら、
体全体を立体的につないでいる組織です。
産後は、
筋膜も妊娠中に引き伸ばされた状態から
元に戻ろうとする過程にあります。
この過程で、
筋膜の動きが硬くなったり、
一部で滑りが悪くなると、
体を動かすたびに余計なエネルギーを使いやすくなります。
その結果、
少しの動作でも疲れやすく、
だるさが抜けにくい状態が続くことがあります。
休んでも疲れが取れない理由
「しっかり休んでいるのに疲れが抜けない」
という方も少なくありません。
その理由の一つとして、
体の動きそのものが回復していないことが考えられます。
筋膜の滑りが悪い状態では、
筋肉や関節がスムーズに動かず、
常に余計な力を使ってしまいます。
結果として、
休息だけでは回復しきらず、
慢性的なだるさとして感じられることがあります。
産後のだるさで見られやすいサイン
産後のだるさが気になる方に多いのが、
次のようなサインです。
・抱っこ後に強い疲労感が出る
・夕方になると一気に疲れる
・眠ってもスッキリしない
これらは、
体がまだ回復途中にあることを示す一つの目安とも言えます。
当院の考え方
当院では、
産後のだるさや疲れを「我慢すべきもの」とは考えていません。
筋膜の状態や体の使い方を含めて確認し、
必要に応じて、
筋膜へのアプローチを施術の一部として取り入れています。

体が動きやすくなることで、
結果として疲れにくさを感じる方もいます。
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まとめ
産後のだるさや疲れが抜けにくい背景には、
生活の忙しさだけでなく、
筋膜の動きが影響していることがあります。
「産後だから仕方ない」と思い込まず、
体の回復をサポートする一つの視点として、
筋膜という考え方を知っていただければと思います。